
洗濯機といえば水を大量に使う家電。
もし水漏れしたら・・・心配ですよね。
SNSで見かけた「洗濯機からの水漏れ」で家中水浸しという投稿。
洗濯機は2階に設置、しかも水漏元は給水ホース。
つまり、誰かが止めるまで水は出っぱなしの状態。
想像するだけでゾっとしますよね。
水漏れが我が家で起こったらどうしますか?
まず、掃除をして落ち着いたら、大抵の方はメーカーに電話をすると思います。
「そして水漏れした洗濯機なんて怖くて使えない!」
「洗濯機は毎日使う家電ですし、使えないのはとても困る!」
「買ってまだそんなに経ってないじゃない?保証があるのでは?」
と考えるのは当然のことと思いますが、水漏れはわりと明快な責任区分があります。
メーカーの責任にするのは難しいことが多いのです。
この記事で分かりやすく説明していきますね。
水漏れする箇所ってどこなの?
洗濯機の水漏れする場所ですが、おおむね限られています。
「給水ホース」、「排水ホース」、「排水口」、ごくまれに「洗濯槽」です。
「給水ホース」が一番タチが悪く、被害が拡大しがちです。
排水ホースや排水口、洗濯槽からの水漏れは、基本的に洗濯槽に溜まった水のみの水漏れになるので、多くても50Lくらいですが、「給水ホース」起因は水栓を止めないと水漏れが止まらないことが多いからです。
水漏れは特に給水ホースに注意なことがわかります。
次はひとつづつ解説していきますね。
水漏れの要因
給水ホースが原因の場合
洗濯機の水漏れでダントツで多い原因は給水ホース起因だと思います。

それは水漏れの要因が多いから。
(1)水栓の閉め忘れ
(2)給水ホースジョイントのゆるみ、締め足らないなどの設置ミス
(3)ホースの劣化
あの短いホースの中に3点も要因があり、しかも水栓を閉め忘れていると永遠に流れるのでたちが悪いです。
唯一の救いは漏れるのがきれいな水であることぐらい。
気づいたときにムダに流れた水の水道代のことを考えるだけで精神的ダメージも大きいです。

実は取り扱い説明書に「使用していないときは水栓は閉める」と記載があります。
取り扱い説明書通りに使用していない故障、事故はメーカー保証対象外です。
また、本体以外の不具合、例えばホースの劣化、ジョイントの割れなど、部品は消耗品なのでメーカー保証には含まれません。
まれに洗濯中に「給水が止まらない」という不具合があります。
洗濯機は「初めに決まった水量で洗濯する」と決まればその水量が給水されます。
その水量で止まらず給水し続けるという不具合です。
「設定水量がたまった」と判断していないのですから本体の不具合になります。
2)排水ホース
「排水ホース」からの水漏れは「ホース」だったり「接続部」だったり大抵なにかの劣化です。
普段からあまり見えない場所にあるため、劣化にも気が付きにくいです。
また、防水フロアがあるご家庭も多いので、少しぐらいの水漏れだと洗濯機の下に隠れて見過ごすことも。
排水ホースは洗濯機側は洗濯槽に、排水側は排水口のエルボに接続されています。
洗濯槽のほうは洗濯槽の底に仕様として接続されていますから、ここから水漏れした場合は本体不良です。
メーカー保証期間中であれば対象になります。
あくまでも間違った使い方をしていない場合ですよ。
熱湯は50度までとなっているのに60度で洗濯した結果のホース劣化などは対象外です。
たまにお問合せがあるのですが、排水口から出ているL字のパーツ。
エルボと言いますが、ここは洗濯機の部品ではありません。
防水フロア(洗濯バン)側の部品なので破損した場合は保証対象外です。
破損した場合は一軒家ならご自分で対処します。
例えば、防水フロアのメーカーがパナソニックならパナソニックにお電話などして部材の購入の相談ですね。
賃貸にお住まいの場合は管理会社へ相談しましょう。

排水口逆流
これは掃除不足なのでお掃除してくださいね。
ちなみにパイプ○○とかの薬剤は、詰まってからでは遅いそうです。
一度キッチンを詰まらせたときに業者さんから教えてもらいました。
まとめ
洗濯機の水漏れについて解説しました。
水栓さえ閉めていれば大抵は回避できるので、洗濯機の水栓は閉める癖をつけましょう。
初めは少し面倒に感じるかもしれませんが、慣れると無意識にでも閉めるようになると思います。
洗濯機は毎日、たくさんの人が使う大衆的な家電です。
洗剤の自動投入機能など洗濯機はとても便利になりましたが、水栓は閉まりません。
お気をつけください。


コメント