延長コードNGな家電10選|知らずに使うと火災リスクも!

延長コード(ケーブルタップ)って便利ですよね。

これだけ家電が増えるとコンセントは足らないし、近くに置いておきたいガジェットも多いし、つい、あれもこれもと差し込んでしまいがちですが…

実は延長コードがNG家電って多いんです。

「消費電力が高い家電」は、壁のコンセントに直挿しが鉄則。

使い方を間違えると、火災や故障の原因になることも!

間違った使い方で万が一事故になると、せっかく入っている火災保険もおりないかもしれません。

今回は、延長コードを安全に使う確認すべきポイント、延長コードで使ってしまいやすいNG家電10選を紹介します。

目次

延長コードを安全に使うには?確認すべきポイント5点

延長コードを安全に使うには確認すべきことがあります。

延長コードを安全に使うためのポイント
  • 取り扱い説明書を確認する
  • ケーブルタップの「定格W数」を確認する
  • 家電の「消費電力(W)」を確認する
  • 長時間の使用は避ける
  • ケーブルタップに差し込んでの同時使用は避ける

取り扱い説明書を確認する

延長コード使用不可な家電は取扱説明書に明記してあります。

大抵、巻頭の禁止事項に書いてあるので必ず確認しましょう。

普段から延長コードで使っている家電が使用不可だったり、「じゃあケーブルタップはいつなにに使えるの?」ってくらい使えない家電が多いです。

お客様A

取説なんて面倒でだれも読まないでしょ?

かでん

雰囲気でなんとなく使えますからね

でも、家電関係の仕事に就いて、「家電メーカーは取説に書いていないことは全てNGと答える」と知ったので読むようになりました。

ぜひ皆さんも読んでください。

ケーブルタップの「定格W数」を確認する

ケーブルタップには大抵「合計1500W以下」と書いてあります。

家電も1500Wの単独使用と書いてあるものも多いです。

つまり延長コードはあんなにプラグを差すところがあるのに、1つの家電しか使えないことも多いのです。

家電の「消費電力(W)」を確認する

先ほども少しお話ししましたが、まず、各家電の消費電力を確認しましょう。

取扱説明書にも記載がありますが、大抵は家電自体に書いてあります。

ドライヤーのコードにタグやシールがついていて、それにW数が書いてあるのを見たことはありませんか。

少し大きな家電になると型番や定格ワット数、サイズなど記載があるラベルが貼ってあります。

書いてない場合は取扱説明書を確認してくださいね。

長時間の使用は避ける

コードが長いと抵抗が増え、発熱しやすくなります。

そんな環境で長く使うと、どんどん熱を持ち、プラグが溶けたり、最悪火災につながります。

電流がコードを通る際に発生する熱をジュール熱といいます。

抵抗が大きいほど、ジュール熱は多く発生します。

さわれないほど熱いのであれば明らかな異常です。

誤った使い方をしていないか確認しましょう。

ケーブルタップに差し込んでの同時使用は避ける

延長コードに複数プラグを差すのはかまいませんが、同時に使用がNGです。

ケーブルタップの最大ワット数が1500Wであれば、消費電力1000Wと600W、2つの家電のプラグを差したとしても、一緒に使えないということになります。

また、沸かす電力と保温の電力など同じ家電でも使用する電力が異なります

電子レンジや湯沸かしポットなどは短い時間で高出力になるため、同時に使うことはもちろん、単独使用でも延長コードは危険です。

延長コードNGな家電10選

実際に延長コードがNGな身近な家電を紹介します。


1. 電子レンジ瞬間的な高出力でコードが危険に

電子レンジは瞬間的に1500W以上を消費することもあり、定格オーバーでコードが熱を持ち、火災のリスクが高まります。

かでん

うちの電子レンジは800Wあたためが2分しか使えない仕様になってるよ


2. 【ホットプレート】 食卓でつい延長コードを使いがち

ホットプレートは高温でキープするため、消費電力はつねに1000W〜1300Wです。

食卓で延長コードを使ってしまいがちですが、直差し必須の家電です。


3. 【ドライヤー】 浴室近く+高出力は特に危険

ドライヤーは時間で髪を乾かす代わりに、かなりの電力食い(1200W〜1400W)のため、長髪の方は注意が必要。

バスルームで延長コード使用は特に危険です。


4. 【電気ケトル】 短時間でも高温になる

電気ケトルはお湯を短時間で沸かすので、1000W超えは当たり前、また、同時使用しやすい家電です。

朝はお湯を沸かしながら、ドライヤー使用などやりがちですよね。

延長コードもNGですが、ブレーカーまで落ちちゃうかも。


5. 【電気圧力鍋】 置き場所に注意!延長コード多用しがち

電気圧力鍋は電力が1000W前後で、長時間の加熱が必要な家電のため、コンセントへの直差しが必須。

特にキッチン周りは高出力の家電が多く、コンセントの数も限られているので、炊飯器を使いながら電気圧力鍋で調理などの同時使用にも注意が必要です。


6. 【掃除機】(コード式) 瞬間的に電力が集中

ダイソンの公式ページでも「安全上の問題につながる恐れがあるため、延長コードは絶対に使用しないでください」との記事があるほどです。

かでん

でも、壁から直差しだと微妙に届かなかったりするんだよね

かでん

面倒でも差し替えて使っていかなきゃね


7. 【オーブントースター】 見た目以上にパワフル

オーブントースターは小型なのに上下ヒーターで最大1300W前後のものも。

最近は立ち上がりの速さが売りのトースターも多いですが、それだけ大きな電力を使うということになりますので延長コードはNGです。


8. 【食器洗い乾燥機】(卓上タイプ) 水回り+加熱でリスク大

食器洗い乾燥機は延長コードで使用できないと取扱説明書に明記してあります。

また、延長コードを使用する設置は家電量販店でも断られます。

食洗機は専用コンセント+アース接続必須の家電です。

そもそも延長コードにも食洗機不可や水周り不可の記載があります。


9. 【セラミックファンヒーター】 冬に大活躍でも延長コードはNG

ヒーターは他の電化製品に比べてつねに消費電力が大きいため、電源コードが熱くなりやすいです。

しかも長時間使用になりやすい家電なので延長コードには注意が必要。

小型で移動もしやすく、トイレや脱衣所に置いてる方も多いはず。

ウォシュレットでコンセントが埋まっているからって延長コードを使っていませんか。

目の届かない密室で延長コードは目が届かないので超危険です


10. 【冷蔵庫】 24時間動くからこそ直挿しが安全

冷蔵庫は冷やすのがお仕事の家電。

庫内の温度を保つために定期的にコンプレッサーが起動します。

瞬間的に1500Wを超えることもあり、水回りであるため冷蔵庫に使用する場合は漏電や火災のリスクも否定できません。

また、冷蔵庫は24時間365日動いている上に1度設置すると長期間動かしません。

延長コードでは埃が溜まりやすく、トラッキング現象も起きやすくなります。

安易に延長コードは使わず、単独で使用するようにしましょう。

まとめ

この記事では延長コードNG家電をまとめました。

まとめ
  • 延長コードを安全に使うには、取説、延長コードのW数を確認する。
  • 同時使用、長時間利用を避ける。
  • 延長コードNG家電10選は電子レンジ、ホットプレート、ドライヤー、電気ケトル、電気圧鍋、コード式掃除機、オーブントースター、食器洗い乾燥機、セラミックファンヒーター、冷蔵庫

延長コードは便利ですが、実は使用できない家電も多いので、確認して使用しましょう。

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