家電製品にはメーカー保証がついています。
ものによっては6ヶ月などもありますが、大抵1年。
長期保証は家電量販店がサービスとして販売していて、3年から10年の間が多いです。
保証内容についてはきちんと定めがあるのですが、当たり前と思っていることがお客様とメーカー側でかなり離れているため、ことが起こった時、認識の違いにびっくりします。

メーカー保証期間中なので無料ですよね?



購入して8ヶ月です。メーカー保証期間なので交換してください



コレ、おかしいと思わないとズレています
不具合の判断は都度、修理の方が診て判断するため、記事にするのは難しいところがあるのですが、基本的なところをお伝えできればと思います。
- メーカー保証期間とは?修理依頼はどうすればいいの?
- 長期保証とは?長期保証の修理依頼方法
- メーカーが無料でつけてくれる保証があるってホント?
- まとめ
メーカー保証とは?


メーカー保証とは、製品に欠陥や不具合があった場合、一定期間内であればメーカーが無償で修理や交換を行う制度のことです。
保証の内容や期間は製品やメーカーによって異なります。
家電製品を購入すると保証書が添付していますので必ず確認しましょう。
保証書は封筒に入ったものや、取扱説明書と一体のもの、化粧箱に印刷してあるもの様々。
最近は添付ではなく、ネットでユーザー登録をすることでメーカー保証となるものもあります。
細かい字でたくさん書いてあるのですが、確認すべきポイントは抑えて読みましょう。
- メーカー保証は何年か
- 保証年数が違う部品があるか
- 持ち込み修理か訪問修理かの確認
- 修理受付方法(通販利用の場合、持ち込めない地域に住んでいる方は要注意)
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メーカー保証は何年か
メーカー保証は大抵1年のイメージですが、期間が短い製品もあります。
割と聞くのは「初めから調子が悪かったけど、騙し騙し使っていた。やっぱり使えなくなった」なんて話。
確かに修理をよんで異常がなかったら出張費だけかかるのですが、その費用で安心を買うのか、そこを様子見したためにメーカー保証期間を超えて壊れてトラブルになるのか。
フタを開けてみなければわからないことではありますが、よく検討してみてくださいね。
保証年数が違う部品があるか
冷蔵庫ではコンプレッサーは何年保証、ドラム式洗濯機ならヒートポンプユニットは何年とか、部品個別に保証年数の記載がある製品があります。
例えばですが、「購入2年で冷蔵庫が冷えなくなった」→「原因はコンプレッサーだった」→「コンプレッサーの故障は5年保証だった」
でも、修理の方が教えてくれるとは限りません。
もちろん修理の方の判断なので「コンプレッサーの異常」イコール「メーカー保証期間は無料」とはいえませんが、知らないと損をするかもしれない事項ですから、購入時に確認しましょう。
持ち込み修理か、訪問修理かの確認
持ち込み修理か、訪問修理かの判断はイメージとしては「抱えて運べるものは持ち込み修理」、「動かせないものは出張修理」です。
訪問修理の対象なら、修理依頼はメーカーの修理窓口、持ち込み修理対応だったら、大抵は購入した店舗に持ち込みです。
厄介なタイプでは「海外の本社に送る」という製品もあります。
いざ壊れてメーカーに問い合わせをしてみると、「送料負担で台湾に送ってください」などと言われて絶望します。
海外メーカー品は購入前に修理対応を確認してからポチりましょう。
メーカー保証中の修理依頼はどうすればいいの?
冷蔵庫や洗濯機など、出張修理対応品はメーカーに電話で依頼をします。
電話の際に購入店舗や購入日を聞かれるので準備しておきましょう。
持ち込み修理は「修理品」「メーカー保証書」「購入証明書」を持って購入店舗に持ち込みます。
「メーカー保証書をなくした!」という場合は、事前に対応についてメーカーに確認をしてください。
- 「いつどこで買ったか」を証明するものです。
- 店舗購入の場合はレシートになります。
- 通販の場合、領収書や購入履歴、納品書になります。
- 通販の場合はコスト削減のため、納品書をお客さん側でダウンロードしてもらうお店も多いです。
でも、店舗に修理品を持ち込めない方もいらっしゃいますよね?
「掃除機を持って電車には乗れない!」「通販で買ったので販売店がそもそも地域にない・・・」という場合は、宅配修理サービスを利用することになります。
宅配修理サービスとは修理する製品を宅配便で送って、修理が終わったら送り返してくれるというサービスです。
送料はメーカー保証期間中なら無料、片道送料を折半、どちらもユーザー負担など様々。
ここも「メーカー保証期間なのに、なんでお金を払わなければいけないの?」となるポイントですので確認しましょう。
なお、メーカー保証期間中であっても対象外となる場合もあります。
正常な使用による故障であること(誤使用や改造による故障は対象外)や、天災での故障など、保証書には保証期間内でも有料になる内容が記載されています。
最終的には修理の方の判断となりますので、まず修理に出してみないとわかりません。
長期保証とは
長期保証はメーカー保証内容の延長として、2年目以降を保証するサービスです。
基本的にはメーカー保証と同じ内容が延長されます。
たまにメーカー保証対象外と判断された方が、「長期保証に入っているので、長期保証でなんとかして欲しい」と問い合わせがありますが、長期保証はメーカー保証期間終了後を保証するサービスなのでまったくの無関係です。
楽天経済圏の方はご存知でしょうが、楽天市場では独自の延長保証サービスを運用しています。
対象外商品もありますが、楽天市場の主だった家電店で加入できます。
自然故障よりお値段はしますが、通常の長期保証では保証されない物損の延長保証もあるのがうれしいですよね。
落下や落雷、水没も保証されるので、検討の価値ありです。
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メーカーが無料でつけてくれる長期保証があるってホント?
パナソニックでは3年の延長保証(名称:IoT延長保証サービス)を用意しています。
入れる商品に限りがありますが、対象の場合は登録だけなので是非検討を。



なんたって無料だもん!
無料ですし、保証は3年で十分という方なら、IoT延長保証サービスだけでもいいでしょう。
量販店の長期保証は有料ですが、5年、商品によっては10年というものもあるので安心を買うのもいいですね。
IoT延長保証サービスは量販店の長期保証と重複して入れますが、使用するときはどちらを使うか選ぶ必要があります。
以下、IoT延長保証サービスのポイントです。
- 対象商品の中でも対象品番がある。
- 保証内容はメーカー保証(1年)に加えて延長保証(2年)を無料で適用。計3年の保証になる。
- 申し込み期限は商品購入日、または納品日のどちらか遅いほうからから50日以内。
- 対象商品が日本国内の販売店で直接購入された新品であること。
- 家庭用に利用される個人であること。(法人、業務用に使用される場合はNG)
まとめ
この記事ではメーカー保証と長期保証について深掘りしました。
- メーカー保証とは、一定期間内メーカーが無償で修理や交換を行う制度だが、有料になる場合がある。
- 長期保証はメーカー保証内容の延長として、2年目以降を保証するサービス。
- パナソニックでは無料の3年の延長保証がある。※条件あり
知識として知っておけば慌てたり、無駄にストレスを感じることも少なくなります。
メーカー保証や長期保証をうまく活用してくださいね。
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