ニトリから魅力的な価格のドラム式洗濯機が発売されました。
その価格、なんと驚きの44900円!
店舗でも入ってすぐ、入り口前に堂々設置。
春の新生活に向けてテレビCMも活発です。
「そんな安いドラム式洗濯機ありえるの?」
「なにか落とし穴があるんじゃない?」
そんな疑問が湧きますよね。
この記事では新発売のニトリのドラム式洗濯機について深掘りします。
- ニトリのドラム式洗濯機の特徴
- ニトリのドラム式洗濯機のメリットとデメリット
- まとめ
ニトリのドラム式洗濯機の特徴
まず、品番ND-60UL1(49990円税込)は、ドラム式「洗濯機」です。
通常、乾燥機能がついたドラム式の洗濯機を「縦型洗濯機」に対して「ドラム式洗濯機」と呼びますが、新発売のニトリのドラム式はあくまでも洗濯機。
言葉が悪いですが、ドラム式の顔をした洗濯機です。
ドラム式洗濯乾燥機ではないので、慌てて買って「思っていたのと違う」ってならないようにしてくださいね。
また、気をつけるポイントは嵩上げしているタイプの防水フロアの場合です。

洗濯機が薄いということは正方形ではないってことです。
この防水フロアの四隅に足が乗らない可能性があります。
嵩上げの脚が必要になったり、設置不可の可能性もあります。
購入検討の際はお店やメーカーでよく確認しましょう。
私の個人の感想ですが、排水がある以上、洗濯機をリビングに置くことはないし、薄さはあまり恩恵を受ける家庭がないと思われます。
防水フロアって規格で概ねサイズが決まっているので、この範囲の中で薄くても、その浮いた部分に何か置けるかってなかなか微妙な話。
でも洗濯置き場の圧迫感は減るなと思いますし、私の友人は「新婚生活は絶対にドラム式洗濯機を買うんだ!」と息巻いていましたので、欲しくても手が出なかったって方の候補に上がるかもしれません。
ニトリのドラム式洗濯機のメリットとデメリット
まずはメリットから見てみましょう。
1、小型である
まず、一番の売りは小型ということ。
「うちにも置けるドラム式」というのが一番の推しポイントです。
小型のドラム式洗濯機はすでにパナソニックのキューブル(キューブルはドラム式洗濯乾燥機です)などがありますが、ニトリのドラム式洗濯機の特筆すべきは高さと薄さ。
高さ:866mm 奥行:449mm 幅:600mm です。
一般的な防水フロアの内寸は590mmですが、ニトリのドラム式洗濯機の脚部の幅は594mm。
「一般的な防水フロアに置ける」と記載があるため、外寸650mm✖️650mmの防水フロアに置けるのは検証済みと思われます。
つまりは「防水フロアに入るし、高さが低いから水栓も干渉しないことが多いでしょ?」ってことで、「これなら置ける」ってご家庭が増えるんですね。
奥行は約40センチと洗濯機では類をみない薄型です。
薄いので一人暮らしの賃貸の狭い洗濯機置き場でも圧迫感少なく置けるかもしれません。

日本人は小型が好きですよね
2、多彩な洗濯モード
温水コース、毛布コースを始め、さまざまな洗濯モードを搭載している上に、臭いを軽減するスチームケアコースまでついています。
通常、高機能ラインの機種にしかついていない機能ですよね。
洗いにくいぬいぐるみや、スリッパ、ニオイのついたスーツなど便利に使えそうです。
2、コストパフォーマンス
なんといってもリーズナブルです。
縦型洗濯機の5〜6キロ洗い、いわゆる単身者用洗濯機の価格は有名メーカーで5万前後です。
高いイメージのドラム式洗濯機が49990円です。※ 繰り返しますが乾燥機能は付いていません。
4. シンプルで使いやすいデザイン
シンプルで直感的に操作できるため、家電に慣れていない人でも扱いやすいです。
なんとこの機種、ダイヤル式をくるくる回して洗濯コースを選びます。



なんだか懐かしい・・・
5. 見た目がスタイリッシュ
小型でスッキリ、見た目がスタイリッシュです。
お腹側も丸く出ていないですし、メカニックな操作部もない。
シンプルでモダンなデザインで、部屋に馴染みやすいです。
ニトリの洗濯機のデメリット
ここからは少しデメリットになりそうな部分についてです。
1. 洗浄力の差
高価格帯の他のドラム式洗濯機や縦型洗濯機に比べると、ドラムの大きさ、機械力に劣るところがあり、洗浄力に差が出る可能性があります。
特に頑固な汚れや油汚れには、少し時間がかかる場合があるかもしれません。
3. 耐久性の懸念
耐久性に不安を感じます。
なぜならニトリは家電業界新規参入企業だからです。
特に部品や内部機構に関して、老舗大手メーカーの製品と比べて劣ることがあるかもと思ってしまいます。
私が家電を買う上で判断基準にしている1つに経験があります。
例えば、家電メーカーハイアールの冷蔵庫と洗濯機は日本の三洋電機がベースです。



三洋電機は価格帯も安く、とても人気のメーカーでした
この例のように全くの0からの参入はないので、ちゃんとした製品だとは思うのですが、販売数が多いほど実績もデータ量も差がつくので、その点含めて大手メーカーは信用できると思っています。
でも、価格を考えると、不安要素はあっても十分魅力的なんですよね。
私のように不安がある方もない方も、ニトリは「長期保証5年」のご用意があります。ご安心ください。
4、本体が低いので出し入れに必ず座る必要がある。
通常のドラム式洗濯機にも言えますが、ドラム式はかがんで出し入れします。
縦型洗濯機も腰を曲げて洗濯物を出すことにはなりますが、膝を曲げて体制を低くするということは考えにくいです。
縦型なら立ったままできることが、いちいち座る必要がある。
これがなかなかに面倒と感じる方もいると思います。
「スクワットになるわー」ってポジティブに思える方にはいいかもしれません。
まとめ
この記事ではニトリのドラム式洗濯機を検証しました。
- ニトリのドラム式洗濯機はコストパフォーマンスに優れた洗濯機
- ニトリのドラム式洗濯機のメリットは小型、温水洗いや毛布洗いなどの多彩なコース、スタイリッシュ
- デメリットは、出し入れにかがむ必要がある、新規参入メーカーなのでデータが少ない。
乾燥はできませんが、お値段的にもとても魅力的な洗濯機です。
学生さんの初めての一人暮らし、新社会人の方など少人数世帯は検討の価値ありです。
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